2016年10月18日火曜日

やや真面目に、いややっぱり口だけかあ

みなさま、こんにちわ。こつぽんです。

例のごとくO氏は朽ち果てて、ブログを書く気分ではないということらしく、また自分にお鉢が回ってきました。お鉢が回るの使い方あってるのかなあ。

さて、少し前ですがこんな感じで作業がありまして。



今回は写真が少ないので大きく。
この前おやすみなさい2016の瓶詰を行いました。昨年の反省を踏まえたうえでいろいろ変化を加えました。当然、今年も今年で反省することはあります。来年のイメージもできてます。

写真はないけど、昨日で1気圧まで上がってます。もう少し上がってくれるといいな、と。そして乳酸と酢酸・・・、来いよ!おら来いよ!!ってな感じで待ちわびてます。ふふふっ。

自分の詰めですが効率を考えていつも詰め作業はO氏。いつもすいません。

左のY氏もいつも手伝っていただきありがとうございますね。

自分は今年もデラウェアと巨峰が主体です。ヴィニフェラはまだまだ幼木なのでヴィンテージを語るほどのものはありません。

それでも同業者の話、また勝沼での様子を見聞きしながら今年のブドウの出来というものを感じています。

2016年は4月の末から5月初めにかけて、ここ数年ではなかった、まとまった雨が降りました。そこで少しべと病が入り込み、その後対策を講じなかったところではべとが花芽から実にまで行ったところがあったようです。

ただ、その後は順調で雨も少なく、梅雨時期も晴れ間は少ないものの降雨量は非常に少なく、とても良いヴィンテージが期待できました。

8月下旬ごろから雨が降るようになり、昨年も9月上旬までは結構雨が降ったのですが、2016年も結構な降雨となりました。生食のブドウも含めて9月の降雨で実が割れ、そこから腐っていくケース、もしくは晩腐病が多発し、規格外となってしまうという事態になりました。自分の知っている生食の農家さんでは1反の甲斐路(生食のブドウの種類)を全て捨てたそうです。気の毒です。

9月の降雨量は昨年のほうが多いのですが、1日当たり50ミリ以上の雨が降った日が昨年はなかったのに対し今年は2回。また、日照量は2016年の方が少なくて138時間。さらに今年は非常に空梅雨だったため(7月の降雨量が41ミリ、2015年7月は250ミリ)、いきなりまとまった降雨がくることで一気に割れることになったのかと思われます。

このようにデータを見ると2016年、ブドウにとっては少し厳しかったのかなとおもえます。ただ、棚仕立てのヴィニフェラでは無事なものも見てますし、一概に気候のせいにはできないでしょう。自分もごくわずかにヴィニフェラの垣根がありますが、10月に収穫してほぼ予定通りの収穫量でした。

自分が見本にする造り手の方が、1年ぐらい前にこんなことをおっしゃってました。
「ここ数年山梨での栽培技術が上がったと言われているが、決してそう思わない。ここ数年は非常に気候が恵まれているだけだと思う。」

まだまだなのだと痛感させられた2016年でした。


あ、でも自分のデラウェアと巨峰は無事でしたよ。ただ、巨峰は房作りを間違えて収量が激減してしまいました。誠に申し訳ありません。ペコリ。ので、おやすみなさいが、かなり減ります。本当に申し訳なく思います。いつになったらポンコツから脱粒できるのか。
ああ、脱硫という言葉に心が痛む。


我が家のミーちゃん。相変わらず新米のクーちゃんとは仲良くなれず。昼間はほとんど出てこない。
夜に出てきてクーちゃんの部屋の戸を開けながらニャーニャー鳴くんだけど、みんな寝ちゃうんだ。みーちゃん、ごめんにゃあ。

本当はこのブログ、たまには吠えるのパート2にしたかったのになあああ。やられたぜ。