2016年12月18日日曜日

きもぢわるい

あ、おひさしぶりです。


ラジオから音楽。

「あーゆーごいんぐとぅーすかーぼろーふぇあー」

剪定をふと止め、歌っているポールサイモンの顔を自分にすげ替えてイメージしてみる。

気持ち悪くなって吐きそうになった。

おはようございます。ポンコツです。

秋があっという間に過ぎ去り、冬に突入。11月には珍しく雪も積もりました。

12月に入って、我々は剪定を中心に動くようになります。



デラウェアの畑。今朝終わりました。勝沼の岩崎付近の畑は終わり、おやすみ巨峰へとシフトします。年内に棚を終わらせたいですが、今年から新しくやる棚もあるので、ちょっと厳しいかも。

それにしても下手くそな剪定だ。載せるのが恥ずかしい。小山田さんのにすりゃよかったな。



うちの新米猫クーちゃんを連れて剪定のため畑に来た時です。最初は怖がってましたが、最後は樹の上でリラックスしてましたよ。
夏は毎日畑に連れて行きたいので、ゆっくり慣らしていきます。


一方、中原ワイナリーは静かなもんです。

静かに2015祝がデゴルジュマンを待っています。昼間はほとんど人気がありません。


瓶が並んでいる奥の大きなタンクは、皆さんお楽しみ小山田氏のBOW!白。まだ発酵してる。

ニヤニヤしてきますね~。

あ、因みに自分の2016おやすみなさいは3気圧でとまりました。よかったッス。でも濁り激しいですね。今年はデゴルはやりません。来年以降の検討です。

さて、年明けから瓶詰に向けた準備をやっていきます。今年はこれが最後かな。

最後にうちのミーを。




大雪の日です。雪を見て少しびっくりしてました。あ、外にあるのは試験的に作った枯露柿。

ペイザナでは来年から、柿畑を借りて本格的にやることにしました。皆さん買ってくださいね。


来年も皆様にとって良い年でありますように。そしていいワインが来年もできますように。

ではぷぷぷっ。






2016年10月18日火曜日

やや真面目に、いややっぱり口だけかあ

みなさま、こんにちわ。こつぽんです。

例のごとくO氏は朽ち果てて、ブログを書く気分ではないということらしく、また自分にお鉢が回ってきました。お鉢が回るの使い方あってるのかなあ。

さて、少し前ですがこんな感じで作業がありまして。



今回は写真が少ないので大きく。
この前おやすみなさい2016の瓶詰を行いました。昨年の反省を踏まえたうえでいろいろ変化を加えました。当然、今年も今年で反省することはあります。来年のイメージもできてます。

写真はないけど、昨日で1気圧まで上がってます。もう少し上がってくれるといいな、と。そして乳酸と酢酸・・・、来いよ!おら来いよ!!ってな感じで待ちわびてます。ふふふっ。

自分の詰めですが効率を考えていつも詰め作業はO氏。いつもすいません。

左のY氏もいつも手伝っていただきありがとうございますね。

自分は今年もデラウェアと巨峰が主体です。ヴィニフェラはまだまだ幼木なのでヴィンテージを語るほどのものはありません。

それでも同業者の話、また勝沼での様子を見聞きしながら今年のブドウの出来というものを感じています。

2016年は4月の末から5月初めにかけて、ここ数年ではなかった、まとまった雨が降りました。そこで少しべと病が入り込み、その後対策を講じなかったところではべとが花芽から実にまで行ったところがあったようです。

ただ、その後は順調で雨も少なく、梅雨時期も晴れ間は少ないものの降雨量は非常に少なく、とても良いヴィンテージが期待できました。

8月下旬ごろから雨が降るようになり、昨年も9月上旬までは結構雨が降ったのですが、2016年も結構な降雨となりました。生食のブドウも含めて9月の降雨で実が割れ、そこから腐っていくケース、もしくは晩腐病が多発し、規格外となってしまうという事態になりました。自分の知っている生食の農家さんでは1反の甲斐路(生食のブドウの種類)を全て捨てたそうです。気の毒です。

9月の降雨量は昨年のほうが多いのですが、1日当たり50ミリ以上の雨が降った日が昨年はなかったのに対し今年は2回。また、日照量は2016年の方が少なくて138時間。さらに今年は非常に空梅雨だったため(7月の降雨量が41ミリ、2015年7月は250ミリ)、いきなりまとまった降雨がくることで一気に割れることになったのかと思われます。

このようにデータを見ると2016年、ブドウにとっては少し厳しかったのかなとおもえます。ただ、棚仕立てのヴィニフェラでは無事なものも見てますし、一概に気候のせいにはできないでしょう。自分もごくわずかにヴィニフェラの垣根がありますが、10月に収穫してほぼ予定通りの収穫量でした。

自分が見本にする造り手の方が、1年ぐらい前にこんなことをおっしゃってました。
「ここ数年山梨での栽培技術が上がったと言われているが、決してそう思わない。ここ数年は非常に気候が恵まれているだけだと思う。」

まだまだなのだと痛感させられた2016年でした。


あ、でも自分のデラウェアと巨峰は無事でしたよ。ただ、巨峰は房作りを間違えて収量が激減してしまいました。誠に申し訳ありません。ペコリ。ので、おやすみなさいが、かなり減ります。本当に申し訳なく思います。いつになったらポンコツから脱粒できるのか。
ああ、脱硫という言葉に心が痛む。


我が家のミーちゃん。相変わらず新米のクーちゃんとは仲良くなれず。昼間はほとんど出てこない。
夜に出てきてクーちゃんの部屋の戸を開けながらニャーニャー鳴くんだけど、みんな寝ちゃうんだ。みーちゃん、ごめんにゃあ。

本当はこのブログ、たまには吠えるのパート2にしたかったのになあああ。やられたぜ。


2016年9月21日水曜日

激情の樽発酵と脱走兵、そして新入り

さて、皆さま。お元気でしょうか。

台風が去って、などと改まって言うまでもなく、8月末から9月20日の台風16号の一過まであまり止むこともなく降り続いた雨により、ブドウはそれなりに打撃を受けております。

でも農薬かけたくないんだよ。仕方ないね。

負けてもいいよ。どうせ人生負け続けてるんだ。何をいまさら。


というわけで、今日はポンコツだけでなく中原全体の状況をお伝えしませう。ふふふっ。



 

現在樽発酵が進行中です。ポンコツは昨年の反省を受けておやすみなさい、jalopy共に樽発酵ちう。ほとんど終わりに近づいてはいますが。

畑の写真がないですう。失敗した。

ここ連日の雨で、密着型の品種は結構割れています。そこから酢酸菌が登場し、酸っぱい香を放ちながら、畑に散っていくのです。南無阿弥陀仏。


というわけで、O氏恒例の鳥さん写真。


すっかり大きくなってきました。ちょっとわからないけど、奥のほうに黒いのが一匹。わかりにくいかな。名前はとっつぁん。警部補なのに脱走かよ。


我が家の新人。おてんば娘、4か月のクーちゃんです。黒いからクーだと娘が。まんまじゃねえか。

というわけで、白がほとんど終わり。赤に移行していく中原でした。これから本番です。

パソコン古すぎて1文字打つたんびに止まるから、ネットカフェを利用してみた。便利だが遠いなあ。

さて、午後は某ワイナリーのアルバイト。タンク洗って仕込みの準備でやんす。

それでは皆様、また今度。





2016年8月27日土曜日

夏から秋へ 吠える、たまには。

わんわん!!

うー、わんわん!!


仕込みが始まってからあっという間に、わんわん!!。果帽が硬すぎて、変な姿勢で無理矢理

突いてたら腰がおかしくなりました。いや~、わんわん。




発酵開始から12日目。さて、これはジャロピーでしょうか、おやすみなさいでせうか。

答えは わんわん!!



8月が終わろうとしてわんわん!! もう自分の田んぼの稲はこうべが垂れてきました。

田んぼから今年はたくさんのことを学んでとてもわんわん。秋が近づいてます。


わかりますか?真ん中に稲じゃないやつがひそんでいます。そう、わんわんです。

引っこ抜いたら転んでわんわん!!



というわけで、今日はここまでわんわん。

2016年8月11日木曜日

わすれてた

いやはや、先月の投稿を忘れておりました。
こういうところで差が出るんだな。
何の差か?
わかりましぇん。

先月は主夫をメインとした生活。妻の桃のアルバイトが季節的に非常に忙しくなり、朝から夜まで働くので自分が夕飯なぞを作っておりました。
今月も同じ。畑はほぼ終わり、見回り、消毒、草刈ぐらいなものです。
余裕をかましておりましたが、果汁の分析を初めてビックリ。生育が早いとは思ってましたが糖度の上がりも早いです。急遽仕込みを早める方向になり、あたふたしております。


とある畑のデラウェア、色は少し薄いですが糖度はすでに20越え。来週収穫予定。昨年より1週間以上早いですね。



巨峰です。おやすみなさいの畑だけものすんごい早い。昨年の収穫は9月3日ですが2日前の分析で既に昨年収穫時の糖度になってます。えらいこっちゃ。

というわけで、間もなく仕込み。今年も回数少ないけど昨年の反省を汲んで、更に進化していきます。
あ、退化するかも。


        

で、毎回のみーちゃんです。やっと心が通じ、最近会話ができるようになりました(と思い込んでいます)。おばさんに好かれるようになってうれしい。
ペイザナ農事組合法人 現在ネコ派4名。トリ派1名。


2016年6月16日木曜日

あっという間のホニャララ

というわけで、忙しかったのは5月から6月の中旬まででしたのですコニャニャチワ。

梅雨に入ったのに梅雨らしくない。山梨の梅雨はこんな感じみたい。

現在棚栽培(デラウェア、巨峰)が約6反弱。垣根(ヴィニフェラ)が7反弱。
垣根は99%幼木なので殆どする事はありません。
昨年は生活環境から全てが初めてでかなり追われましたが、今年は余裕のポコニャンでございます。ポンコツらしくないでしょうが、畑が少ないので何とか大丈夫だったのでせう。

芽がでて伸長して誘引、房を整理して、笠をかける。これが大体の流れですが棚がメインの私はこの時期で笠かけが殆ど終わってしまいます。本当なら間を置かずに垣根の笠かけに入るのでしょうが、それが無い。また今年は田んぼをやり始めたのでそっちに時間をかけたいのもありまして、さっさと終わらせました。

来年は棚が3反、ひょっとしたら更に2反ばかり増えるかも知れないので今年のうちに田んぼを身につけておきたい。

ハッ、いかんいかん。まともな事を書いてます。むむう。

で、唯一成木の垣根。こんなものが植わってます。

これでは品種がわかりにくいかな。赤は造らないと言ってますがこの畑は全て赤です。
今は2品種しかありませんが、補植が結構必要なのでそれは他の品種を。

幼木はこんな感じ。先月とは別の畑です。手前と奥は品種が違います。2年目だけどこの畑は水が多いのか。かなり伸びる。品種によっては苦労するかも。


一方棚は現在こんなかんじ。

巨峰です。栽培での今年のテーマは以下に省力で房を造るか。摘粒(粒を抜く)作業をしないような房の作り方をしてみましたが・・・どうかなあ。



これはジャロピーのデラウェア。今年は房が一回り大きくなりました。ので、房を減らして調整。空枝(実を落とした枝)を結構残してみました。意味はあると思います。 



みーちゃんは相変わらずつれない。この後あくびをしたので、「お口がクサいね」といったら、顔を90度向こうに向けてしまいました。昔から女性にはモテません。

ハハッ、人生そんなもんやろが。

2016年5月27日金曜日

いやたいへんね

ねむいです。筋肉疲労が取れません。うう。
一週間前にH君からブログの依頼。一週間あればなんとかできるという計算か。
うう、手のひらでは踊るまいとしつつ、結局PCに向かうおろかもの。むむう。

でもはっきり言いまして、書いている元気がありません、

萌芽してから急速に伸びてあっという間に誘引、房の整理、房造り、そして田んぼの準備ときてます。

取れるときに撮った写真で勘弁してくらはい。うう。



巨峰の房造り前れす。造ったもの撮るの忘れました。ごめんなしゃい。









 垣根畑のシュナンブラン。水切れでよく枯れます。今年はどうしようか。

 デラウェアは元気一杯。山梨市の棚。





昨年さんざんだった苗木の仮植え畑。場所を変更してスクスクです。ざまあみろ。ぷぷぷ。これ2000本弱あるけど全部植える事考えるとぞっとする。


そして愛猫みーちゃん。

あいしてる。でもつれない。

すいません、今月はこの辺で。
田んぼに水が溜まらずに毎日悩んでいます。

2016年4月18日月曜日

塩味だけ

こんにちわ。皆様。ドメーヌポンコツ改めドメポン改めポンコツおじさんです。

ここ数年縁のなかった花粉症に激しく見舞われています。
きついですね。
どれくらいキツイかと言うと、殆ど味がわかりません。

厳密に言えば、塩味しかわかりません。

なきそうです。

で今月は2つ。
右のワイン。中身は散々ですがラベルは好評です。
このラベルをデザインしたのはかつて衣食住を共にした友人です。
あ、変な意味じゃなくて。
学生寮でとことん付き合った友人です。
三宅君と言います。
宣伝なんかしなくていいよお、などと当初は言っておりましたが、何度かやり取りしているうちにふと気付くと彼のメールの最後に見慣れぬHPアドレスが。

なんだよ、やる気あるじゃんか。

という事で載せます。本人には承諾済み。何やっている人かは見てからのお楽しみどす。
町田電子木工 三宅 剛 (みやけ ごう)
HP アドレスはこちら http://machidenm.blogspot.jp/p/blog-page_15.html


で、2つめは畑の状況です。デラウェア。萌芽も終わり早いものは上の様な感じ。一番左(1芽目)はすでに花穂もみえますね。わかりますか?
この畑にはアスパラガスが自生しています。この時期は2日に1回収穫してます。平均すると毎日スーパーで売っているあの1束位取れています。下の写真の様に、ど真ん中に生えています。今はいいけど、回りの草が伸びて来るとそれをよけて草刈するのが結構気を使います。8月過ぎるといい加減我慢できなくなって、ウリャーと刈ってしまいます。がアスパラは地下茎で成長しているのでそれくらいでは消えません。
毎春出てきます。
勝手に育つアスパラですが、栽培すると結構肥料を呼ぶようです。
この畑はもう何年も肥料をやってません。でもとてもおいしいアスパラができますよ。

つまり、そうせいばんざい。ぷぷぷ。

鼻が詰まって苦しいので今月はこの辺で。

2016年3月23日水曜日

生き恥
















春はめでたい。 しかしここの畑を愛でる事はできません。

おわかりでせうか。右は殆ど伸びている苗木がありません。かたや左側は一昨年の苗木が育っています。

つまり昨年からの試みは失敗したわけです。お陰でこれから少しヒマになるでしょう。
このようにしてブドウはまた1年遅れるわけであります。
このような事はおおっぴらにするものではありません。
正直これは恥です。それをおおっぴらにするというのは生き恥をさらしているのと同じ。

これを載せていいのか?
いや、いいんでないの?
なんで?
だって、ポンコツなんでしょ?生きていること自体恥だと思えばこんなもん。

そうか、と開き直ることしばし。

さらせよ、生き恥。
かなぐり捨てよ、プライド。
かようなちっぽけなもの、捨てればよいのだ。

しかし、来年は絶対やらねえと心に。

むむう
それにしても空が広いな。

2016年2月22日月曜日

集大成ってか

 瓶詰めとはワインにとって大きな区切りになると思う。それまで手をかけてきた自分のワインを瓶の中に委ねるという事。そしてお客様のもとへいくという事です。ほっとする気持ち。不安な気持ち。夢にまで出る。へへへっ、気が小さいのは昔から。
今年(来年もおそらく)ワインになる製品は2つ。これはそのうちの最後です。

自分の納得いくワインができたか?自問自答する。
うん、100%納得は行かないな。
そんなものを販売していいのか?自問自答する。
答えはある。100%納得いくものができたら、自分はその時点で引退する。
納得いかないから前に進める。んで、それが楽しいから自分は造り続けます。
お許しください。

1年間で学んだこと、感じたことをフィードバックして来年につなげる。進化するか退化するか。それは自分次第ですね。

これ以上エラソーな事は言わない、いや言えない。シンプルに今年1年の集大成です。
是非是非、忌憚の無い感想を頂ければと思います。
Domaine Ponkotsu 「 jalopy 2015 」宜しくお願い致します。ペコリ。





















写真は自分ではありません。人の瓶詰めだとおちゃらけるけど、自分の瓶詰めだと絶対こんな事しないんですよね〜。ぷぷぷっ。実はこの後大変な事に。
ああっ、もう書けません。むぐぐ。

2016年1月10日日曜日

はじめまして。そしてはじめました。

 某会社のH君からブログを始めてくれと言われて数ヶ月。逃げてきたがとうとう追い込まれてパソコンに向かうはめになった。情報は拡散すればする程中身が薄まっていく。ここ数年で感じたことであり、SNSの類から足を洗っていた理由でもある。だが仕方がない。ブランディング云々という用語を並べ立てられ、必要なんですと言われたら仕方ない。ぶつぶつ。

 あ、初めまして。ドメーヌ・ポンコツの松岡と申します。昨年春から山梨県甲州市に家族で移住し、ブドウ栽培とワイン造りを始めました。そしてブログも始めました。ブドウとワインの事しか書きませんが、たまに猫の事書いてもいいかなあ、H君。
最初にお断りさせていただきます。基本、書くだけ書いて振り返りません。質問等も一切受け答えできません。申し訳ありません。

今の世の中、情報を中心に動いています。我々は1年の大半を自然相手に過ごします。ですが、自然はそうそう毎日教えてくれるわけではありません。でもたまに教えてくれる事は非常に大切な事だったり、厳しい内容だったり、この上ない喜びだったりするわけです。

ブログで知るのではなく、ワインで知って欲しい。そして、本当は自然を相手にして身体でいろんな事を知って欲しい。それが自分の一番の思いです。何を知るのかは本人の中にあるはず。皆さんの中にあります。

で、写真へ。当然ですが、剪定の嵐です。今月半ばには終わらせたかったが無理か・・・。巨峰ですね。ポンコツな剪定ですな。恥ずかしい。

ポンコツにもできる、そしてポンコツにしか出来ないワインを造りたいと考えています。

今回はここまで。それでは皆様、今後とも宜しくお願い申し上げます。ペコリ。